タイトルだけ見ると、なんのこっちゃサッパリわからんと思いますが、少し前に40年物長期連載が終了したと話題になった、あのお話しです。興味のない方は全くわからんでしょう、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(以下、こち亀)なる漫画のことです。連載終了が発表されてから1ケ月以上経って、ようやく手に入れることができました。家から歩いて5分の近所のショッピングセンター内の本屋がなくなってから、一番近い本屋が車で5分のところ。通勤路からも外れたところにあるのと、売り切れはないだろうから、いつでもいいかと、のんきにかまえていたのですが、急きょ思い立ち、回り道して購入してきました。これで1~200全巻読破です。(^^)/
内容はいつも通り。これで次がないとなると、やっぱりさびしい気持ちになる私(直江)です。(T^T)
私が初めて「こち亀」を読んだのは小学生の頃、床屋で読んだ少年ジャンプ。当時は「キン肉マン」「キャプテン翼」「ドクタースランプ」などが大人気で、中年のお巡りさんが主役の漫画は、読み飛ばしていたような気がします。(^^;)
そんな「こち亀」を本格的に読み始めたのが高校を卒業してから、予備校へ通うために東京で下宿生活を始めてからでした。スマホどころか携帯電話すら普及していない時代、テレビ禁止の下宿生活では、外からの情報はラジオと雑誌くらい。勉強するには支障がなくていいのかもしれませんが、生まれたころからカラーテレビのテレビっ子世代としては、苦行を強いられているようでした。(>_<)
同じ苦行に耐える下宿人の中で毎週少年ジャンプを買っていた友人がおりました。その友人と仲良くなり、ジャンプが回覧されてくるようになり、ありがたく拝読していました。その頃は「ドラゴンボール」「ジョジョの奇妙な冒険」などと並んで「こち亀」は読み飛ばすことができないものになっていました。ちなみに私からは少年サンデーを回覧しておりました。(^^)
当時通っていた予備校は、近くに古本屋がたくさんある御茶ノ水にありました。ふらっと立ち寄った古本屋で見つけた単行本、中を開く前に購入してしまいました。もちろん「こち亀」ですが、最初にどの巻を買ったか、何巻分買ったかは覚えていませんが、それから時間をかけて、全巻を集めてしまったわけです。(^^;)
その後も新刊を購入し続け、現在に至るわけですが、手元にあるのは最新の200巻のみです。(-_-)
関東での、だらけた一人暮らしを終え、実家に帰ってくる際、大量の単行本を古本屋に……、などということはせず、段ボール箱に詰めて、大事に持ち帰ってきました。両親に白い目で見られながら、時折読み返しておりました。(^^;)
そんな私も就職し、さらには結婚までして、実家を離れることになりました。新たな生活を始めるにあたり、それまでに集めた「こち亀」は、新居……には持って行けず、実家に居残り。(T^T)
しかしながら新刊の購入は続き、買って読んでは、帰省のたびに実家へ持ち帰りという、実家が「こち亀」図書館状態になりました。期せずして館長となった父は、ヒマをみつけては全巻を読破したようです。ちなみに館長は「トンチンカン」(両さんの少年時代)のストーリーが好きだそうです。(^^)v
今も帰省時には……、と続くとお思いでしょうが、「こち亀」図書館は既に移転、新館長は北海道におられます。
なぜ北海道に?
旧館長の末娘で新館長の妻である人物(まわりくどい言い方ですみません、私の妹です)が勝手に持ち出した、との噂がありましたが、開業のための寄贈を持ち主である私が快く事後承諾、ということで落ち着きました。/(。_。;)
その新館長が金沢マラソンに当選し、はるばる金沢まで走りにやってきます。それまでに200巻を読み終えなあかん、と急きょ回り道に走ったわけです。金沢マラソンが終わると「こち亀」図書館は1~200巻が全て揃うことになります。(^^)/
近くだったら読みに行きたいな~、と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、その「こち亀」図書館は、ある施設に併設というか、施設内に設置されたものですので、単に「こち亀」を読むためだけに入ることはできません。すでに勘のいい方はお気づきかもしれません、上の開業という文字。そう、保険証が必要なところです。しかも一番痛くて怖がられるお口の中のお医者さんです。(>_<)
歯が痛いと思ったら、ひどくなる前に行けば、「こち亀」も読めて一石二鳥。続きが読みたくなったら、定期健診を受ければ、「こち亀」も読めて、虫歯予防もできて、痛い思いをしなくてすみます。(^o^)/
いいことだらけですね~、って宣伝になってしまいましたが、身内なのでお許しください。m(_ _)m
長々と書いてきましたが、静かに単行本を読むだけで、アニメや映画を観たり、関連商品を集めたり、といった熱狂的なことはありませんでした。しかし1989年から2016年まで27年間、生活の一部として「こち亀」は在り続けていました。終わってしまって残念という気持ちもありますが、いつかは終わるんだろうな、という気持ちもあったので、そこまで悲しくもありません。ただ何よりも連載終了の英断を称えたいと思います。m(_ _)m
今後は、月ごと、季ごと、年一でもかまわないので、サプライズで登場してくれたらいいな~、とのワガママな期待を込めて、連載終了お疲れ様です、との言葉を届けたいです。m(_ _)m
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