そろそろ秋刀魚の旬も終わりに近づいてきています。今年は2回しか食べていません。例年に比べて値段が高く、サイズも小さい気がします。某国の影響を受けているとのニュースがありましたが、今までウマイものをほぼ独占していたバチがあたったのでしょうか。秋刀魚が絶滅危惧種にならないことを祈ります。(>_<)
食べる機会が少なくなった秋刀魚ですが、やはり塩焼きが一番おいしいですね。ガスコンロの魚焼きグリルですと、最近はタイマー機能がついたものをあり、キレイにおいしく焼くことができます。ちょっとした宣伝です。しかし共働きの我が家では、焼き上がった秋刀魚を買ってくるケースがほとんど、イヤ全てです。上の宣伝も、あまり説得力がないかもしれません。(>_<)
そんな私(直江)ですが、先日ノドグロの塩焼きを食す機会がありました。学生時代のサークルの先輩が仕事で来県したので、見栄を張ってゴチソウしました。さすがに一人一匹というわけにはいかず、一匹を二人でつつきあったのですが、途中で先輩がボソっと一言。
「さすが、地元の人は魚をキレイに食べるな~。」と、いたく感心している様子です。
普段からキレイに食べることを意識したことはあまりないのですが、この「魚をキレイに食べるね」は、今までに何度も言われています。妹から、嫁はんから、先日はお義父さんからも。m(_ _)m
「なんでやろ?」
石川県民だと、この後に「ハチバン」がくっつくんですが、それはさておき、ちょっと他の人の食べ方を見て、違いを比較してみました。
で、わかったことが一つ。一つだけかよ、なんて言わんでください、これが一番重要。私(直江)は魚を「キレイに食べる」のではなく、「キレイに食べた」だったのです。普段食事をしているときのことを思い出してみてください。相手がどんなふうに食べているかなんて、あまり見ていないでしょう。残量を気にしてペースを合わせろ、なんてことは言われますが、細かな作法までは大して気にしていないもんです。どういうことか?
高度なハシ技を駆使して、小骨を避け、皮を避け、内臓をよける、なんて苦労して食べ終わった後というのは、表現は悪いですが、まるでケモノが食い散らかしたよう。対して、それらを気にせず胃袋に収めた後というのは、この骨のイラストのような感じ、キレイなもんです。比べて見て、あのセリフが出てくるのは、自然な流れのような気もします。(^^)
ただ結果がキレイなだけなので、一つ困ったことが起こります。どんなことかと言いますと、魚をキレイに食べられるのは、ハシを上手に使えるから、と思われることです。(>_<)
実は私(直江)は、ハシを作法通りに正しく持っていません。当然、上手な使い方ができるわけがありません。ハシ技を見せてくれなんて言われると大弱り。(T^T)
じゃあなんで魚の身がキレイにとれるのか? 細かなハシ技が使えないので、シッポからガバーっととったら、中骨だけキレイに残るんです、魚の種類にもよりますが……。ようは、結果オーライというヤツ。几帳面なA型とは程遠い行為ですが、私(直江)はA型です。(^^;)
「細かいことを気にしとったら、魚はおいしく食えませんよ。」
食に関する仕事をしている先輩に大きく出たもんですが、その先輩は小骨がノドにささることを気にしておられるようで、細かなハシ技を駆使しておられました。(^^;)
二人につつかれたノドグロ君、最後には上の骨のイラストのようになりましたとさ。m(_ _)m
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