今年も行松旭松堂さんのご協力により、和菓子作り体験を開催しました。夏休みということもあり、お子様も多数参加、和菓子作りを楽しんでました。(^^)v
今回作ったのは、右の材料を使った「少女草」と「萩の露」の2種類。
「お子さんでも作れるように難易度を下げた。」との行松旭松堂7代目ご主人の説明を受け、作業にとりかかるみなさん。2種類のお菓子を1組3個づつ計6個作ります。
「3個目が1番キレイにできるはず。」7代目ご主人の言葉通りできたのでしょうか?
上の写真は「少女草」の作成手順。解説がないと分からんと思いますが、 こんな感じで作るんです。(^^)v
ちなみに右は完成図。
「これよりキレイにできた子は連れて帰ります。」
ご主人、結構本気です。(^^;)
「少女草」に比べると作業手順は少ないんですが、細かな技術が必要とされる「萩の露」。右の完成図に近付けるべく、みなさん必死に作業しています。(>_<)
結局、7代目ご主人のお眼鏡にかなう子は現れませんでしたが、それぞれに満足のいく出来栄えだったようです。(^o^)/
「できたてが1番おいしいですよ。」とのご主人の言葉に、1個だけ作った高橋知が即反応。
「うめ~。」
よく考えたら、材料は用意してもらったものなので、味は保証付きなのでした。m(_ _)m
以下は、行松旭松堂さんによるお菓子の解説です。
「少女草」
夏に咲く小さな菊。総称して夏菊といいます。夏の盛りに、その菊の香りが澄んだ空気に混じるような日には幸せを感じます。散歩道、足を止め、息まで止めてしまいそうなほど美しい小さな菊に出会うことがあります。その小菊を練りきりで表現してみました。
「萩の露」
万葉集では萩を詠んだ歌が最も多く、百二十五首もあります。鹿鳴草、玉見草、庭見草、古枝草などの雅名も多く、萩の花に託して恋の歌を詠んだものも多いようです。光源氏と養女の明石中宮に見とられて紫上が障害を閉じるのは、萩の花の露がこぼれるときであったようです。そんな萩の花に露がこぼれている様子を、うえつけと細かい錦玉で表現してみました。
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