石川県でも高校野球の地方大会が開幕しました。石川県で高校野球といえば、やはりまず星稜高校の名前が出てくることと思います。
小松投手、松井選手など有名なプロ野球選手を輩出した名門校ですが、私(直江)が一番印象に残っているのは箕島戦延長18回の激闘ですね。我々世代ですと、この意見が結構多いのではないかと思います。詳しい試合内容は私が語るまでもなく、どこかに記事が掲載されていると思いますので、そちらを見ていただくとして、私の思い出話にちょこっとお付き合いください。m(_ _)m
当時石川県の高校野球のレベルは弱小の部類に入り、初戦突破がやっと。この年は2回戦からの登場で、1つ勝った次の対戦相手が優勝候補筆頭(実際に優勝しましたが)の箕島高校で、大差をつけられなければいいなあという感じでのテレビ観戦でした。
夏休みのお盆期間で、東京に住んでいた伯父家族が帰省していたこともあり、観戦場所は祖父の家。当時はエアコンもなく、テレビの前にいるのは男ばかりのむさくるしい状況でしたが、1点を争う好勝負にさらにヒートアップ。夕飯前に終わっているはずが夕飯後も続いていた大熱戦は、延長18回箕島のサヨナラ勝ちで幕を閉じました。
釣りに行ったり、海水浴に行ったり、一緒に楽しく遊んだ記憶しかない伯父は常に笑顔で、怖い顔など見たこともありませんでした。のちに国立大学の教授にまで登りつめた人で、仕事中の厳しい表情は今なら想像できるのですが、当時は想像もつきませんでした。帰省していた伯父は仕事を忘れ、完全に羽根をのばしていたんだと思われます。
伯父には息子が2人で、私と同学年と3つ下。母方のイトコが女ばっかりで、私の上下2人も女だったので、東京から伯父家族が帰省するのはとても楽しみなのでした。しかし、私が中学に入学する頃から、祖母が体調を崩して入院したこともあり、東京から伯父が帰省することはなくなりました。
そんな伯父が東京から実家のある石川県に帰ってきました。笑顔は当時の印象のまま。しかしその表情は写真の中、二度と変わることはありません。将来は帰ってくるつもりだったのかもしれませんが、志半ばで病に倒れ、祖父母とともに眠ることになってしまいました。(T^T)
若い頃から酒とタバコが大好きで、弟である私の父にも多大な影響を与えていました。で、その影響は子供たちへも……。私は一口程度でしたが、イトコ2人は軽くコップ1杯。伯母と私の母のコワイ顔が目に浮かびます。もちろん怒られるのはハタチを超えた悪ガキ2人。
「子供にビール飲ませるなんて……。(>_<)」
35年以上前の話ですし、タバコは未だに吸っていませんので、軽く流して下さい。m(_ _)m
成人してから伯父と酒を飲んだのは一度だけ、私の父と3人で。今から20年以上前でした。どこかのホテルの和食屋さんに、その頃手に入れたらしき高級ウイスキーを伯父の権限で持ち込み。
「割るなんてもったいない。」
伯父の男らしい一言で、氷すら入らない茶色のアルコール度数40度の液体を3人で飲むことに。香りも味も全く覚えていません。なんせ胃袋に残ったイヤな感じ。その後出てきた料理がマズイことマズイこと。胃袋がアルコールでやられて、味覚もバカになったようでした。二度と伯父とは飲まねえ! と決めたわけではありませんが、一緒に飲む機会は二度と訪れませんでした。(T^T)
今年の夏は、高校野球を観ながら一緒に飲めるとイイですね。水割りは認めて下さいね。m(_ _)m
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