クリスマスです。何やら街中が楽しい雰囲気につつまれている気がします。子供にとっては、プレゼントやらケーキやらお正月より楽しいイベントかもしれません。(^^)
私が小学生だった三十数年前の、我が家でのクリスマスケーキのお話。クリスマスケーキを買いに出かけることは、まずありませんでした。近所にケーキ屋さんがなかったこともありますが、学校給食でもらえたこともあり、それで十分満足していたのでした。私達の小学校では、給食センターに集まって給食を食べていたのですが、ある年のクリスマスイブ=終業式の日の給食でした。給食センターに入ってすぐ、テーブルに並んだ箱を見てみんなガヤガヤ。箱を開けてさらに大歓声。中味は……、
なんと20cmほどのホールケーキ。給食センターがガンバって用意してくれたようです。みんな大興奮、先生は落ち着かせるのにたいへんなご苦労です。(^^;)
「家に帰ってから食べなさい。」言われるまでもなく、その場で食べる子は1人もおらず、みんなワクワクしながらお持ち帰りとなりました。o(^_^)o
さて、家に到着、といっても我が家は共働き。両親が帰るまでは、祖父母宅で待機。
「ただいま。」と祖父母宅に入ると、自分の手にあるものと同じ箱が……。ケーキにうかれて忘れていました。私には2学年下の妹と2学年上の姉がいたのでした。ケンカすることなく、1人1個のホールケーキ。そんな豪華なケーキではありませんでしたが、丸々1個分けずに食べられるのは、たいへんなゼイタク。両親帰宅の連絡をもらうと1人1箱大事に抱えて、ウキウキしながら家路につくのでした。o(^_^)o
「ただいま~。」家の中へもうダッシュ、とはいってもケーキを崩さないよう慎重に、ケーキを見せようと両親のところへ。
「???」
テーブルの上に箱が2つ。しかも自分の手の中にあるものと同じ箱。
実はうちの両親は教員。当時は同じ町内の学校に勤務していたため、給食センターが同じ、なので同じケーキをそれぞれ持ち帰ってきていたのでした。食べる前は5つも積まれたケーキの箱に大喜び。しかし、そんな大きなケーキを小学生が食べきれるわけもなく、当然のごとく余ることに。(>_<)
結末は忘れましたが、3人で2個食べたかどうか……です。(T^T)
「しばらくケーキは食べたくない。」と思ったクリスマスの思い出です。
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