みなさんのお家にありますか? ねずみ色のガスボンベ。
腰くらいの高さのもので20kg、背の高さくらいあるもので50kg、ボンベの中に入ります。入るものは「LPガス」液体状のプロパンガスです。50kgボンベを満タンにしますと、100kg近い重さになります。持ち上げるのは困難なので、転がして運びます。
プロパンガスは気体の状態で空気と混ざることにより、火がつくようになります。気体で使うものを、なぜ液体にするのでしょうか?
理由はいくつかありますが、一番は運べる量が多くなるからです。50kgの液化ガスは、約25m3(8畳間が満杯になるくらい)になります。約と書いたのは、計算が細かいからというのもありますが、自然に気化する方式をとっているプロパンガスは、環境によって変換率が変わるということもあります。わかりやすい一例を示しますと、気温が上がると、26m3以上になったり、気温が下がると、24m3以下になったり、することがあるということです。
「ボンベあっためると、ガスがたくさん出る。」と思われた方もおられるかと思いますが、みなさんが使われる量は、メータで計っているので変わりません。ボンベをあたためたところで、何もいいことはありません。特に直火でボンベをあたためることは、危険なので法律でも禁じられています。絶対にしないでください。m(_ _)m
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